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夏の甲子園・決勝戦

◇20日=決勝◇観衆50,000人

駒苫0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 - 1
早実0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 - 1
※延長15回規定により引き分け
(駒)菊地、田中-小林
(早)斎藤-白川
【本】三木(駒)=大会第58号

【先発メンバー】
<駒大苫小牧>
(三)三谷くん (遊)三木くん (一)中沢くん (中)本間篤くん (右)鷲谷くん
(投)菊地くん (左)渡辺くん (二)本間直くん (捕)小林くん

この日は駒苫アルプスで応援を。と、その前に朝の5時過ぎにホテルを
出たんだけど、この時点でムシムシしてるって…どうよ?

中に入ってから試合開始の1時間前まで、ひたすらメガホンの入荷待ちの私。
数箇所の売店でメガホンを求め、事情を話して外に出してもらったり
してたファンの方達も居ました。
駒苫応援には欠かせない青と黄色のメガホンですからね…。
無事、ゲットしてスタンドへ。相変わらず日差しがつ・つよい…。
ひざが焦げるかと思った(汗)

厳しい試合を繰り返して来た駒苫ナインが、この決勝の舞台に立つ喜びと
飛行機の時間との戦いでもありました。
今、出来る事は、めいっぱい大声を張り上げて応援するだけ。
ナインに届け!!諦めるな!!ブラバンの音、野球部の子達のメガホンに
合わせてを応援を続けてました。
ため息が洩れる場面でも、メガホンをたたく事は止めなかった。
ひたすら応援しかなかったんだね…。すごい顔してたと思うよ、私(苦笑)
なかなか点数が入らない中、三木くんの先制HR!!
弧を描く様に目の前を、グングンとスタンドに吸い込まれているボールに
大喜びし、飛び上がる程に跳ね上がり(^^;)泣けて来た!!
暑いも何も関係なく、みんなで大喜び!!すごいよ!三木くん!!
そしてイヤーな予感は的中。と言うより予想外だったな。
飛行機の関係で、午後4時20分に球場をあとにしたわけです。
試合結果を知ったのは、関空にメガホンを首から下げている方に聞いた時。
無条件にホッ…として、飛行機に乗り込みましたわ。

【余談】
乗った飛行機は、午後18時50分発。
球場を出たのが4時20分→梅田で荷物を受け取り→大阪JR駅より関空へ。
空港の搭乗口を通過したのが18時35分だったはず。
結果を尋ねた方は、最後まで試合を観て(^^;)17時過ぎに球場を出たって。
私は珍道中だったので、この差が出たんでしょう(笑)





【北海道日刊スポーツより引用】
王者は負けない。北の怪物も絶対に投げ負けない。
南北海道代表の駒大苫小牧が延長15回、3時間37分の死闘の末、1-1で
早実(西東京)と引き分けた。
3回途中から救援登板のエース田中将大(3年)は12回2/3を7安打1失点
10奪三振の力投で、相手エース斎藤佑樹(3年)と互角に渡り合った。
165球の「ど根性投球」で73年ぶりの3連覇に望みをつないだ。

聖地を埋め尽くした満員札止め、5万大観衆の視線を一身に集めた。
1-1の延長15回裏2死一塁。田中の気迫が早実の4番後藤を上回った。
カウント0-1から126キロのスライダーで遊飛に仕留めた。
一瞬の静寂、そして地鳴りのように沸き起こる拍手と大歓声の中、右手で
帽子を取り、ゆっくりとマウンドを降りた。
「15回までいくんじゃないか、と思ってました。取りあえずひと区切りつけ、
ホッとしてます」。取材を終えると、通路のベンチに腰を下ろした。

満を持しての救援登板だった。
0-0の3回1死一、二塁。ダッグアウト前から全力疾走でマウンドに向かった。
先発菊地翔太(2年)の肩をぽんとたたき、ねぎらった。
後続を2者連続三振に切って取り、昨夏優勝投手の貫録を示した。
「力でいったれ、という気持ちはあるけど、集中を切らさず、辛抱強く、粘り強く、
丁寧にいくことだけ考えました」。
最速144キロの直球と高速スライダーで内外角を攻め抜き、12回2/3を
7安打10奪三振と踏ん張った。

相手エース斎藤と息詰まる投手戦を繰り広げた。
両者一歩たりとも引かなかった。
「マウンドに上がったら絶対に先に降りたくない」。最大のピンチは1-1の延長
13回裏だった。2死二塁から暴投で走者の三進を許した。
小林秀捕手(3年)の判断で「満塁策」を選択した。
2者連続の敬遠で塁を埋め「気持ちだけは切らさず(次打者で)勝負しよう、と。
思い切って腕を振りました」。
今大会2本塁打の船橋を二ゴロ封殺に打ち取り、弾むようにマウンドを駆け降りた。

王者のプライドと古豪の意地が火花を散らした。
8回表に三木悠也(3年)の先制本塁打で均衡を破った。直後の8回裏。
失策絡みの1死三塁から後藤に同点犠飛を許し「雑に投げてしまった」と
反省した。
迎えた延長15回。
140キロ台後半の直球を連発した斎藤の姿にも「いらん感情入れて、自分も、
と思ったら崩れます」。ぐっとこらえた。冷静に、制球重視で得点を許さなかった。
熱く、冷静な計165球で37年ぶりの決勝引き分け再試合に持ち込んだ。
香田誉士史監督(35)は「いい粘り腰でした」と、たたえた。

88回を数える甲子園の球史に名を刻んだ。
夏の甲子園初先発となった昨夏3回戦・対日本航空戦で「マウンドに上がったら
足が震えました」と振り返る。あれから1年。
スタンドで見守った母和美さん(42)は「自分の子があんな所に立ってるなんて、
信じられませんでした。また連れてきてくれて…。
ほんまよう頑張ってくれてます」と目を赤くした。
田中は「決勝でこんな試合できるなんて、めったにありません。勝ちたい。
その気持ちだけでどんどん向かっていきます」と意気込む。
仕切り直しの決勝で73年ぶりの偉業に再挑戦する。

◆駒大苫小牧と再試合
甲子園では03年夏の1回戦・倉敷工(岡山)戦に続き2度目。
この時は8-0とリードして迎えた4回裏、駒苫の攻撃中に雨が激しくなった。
7回までリードを守れば降雨コールド勝ちだったが、結局ノーゲーム。
翌日の再試合では2-5で敗れ、甲子園初勝利の悲願は持ち越された。
ノーゲームは1試合と見なされないが、今回の延長15回引き分けは1試合に
数えられる。

【駒大苫小牧マイク】
■田中投手
(165球を投げ7安打10奪三振)「決勝でこういう試合ができてよかった。
やっぱりここまで来たら勝ちたい。明日はそういう気持ちを前面に押し出し、
向かっていくピッチングをしたい」

■三木遊撃手
(8回に先制ソロ)「塁に出ることしか考えていなかった。ストライクは全部
振っていこうと思った。全く打てない投手はいないので、明日も思い切って
ぶつかるだけ」

■小林捕手
(田中投手について)「最後は受けていて疲れているなあと感じた」

■岡川左翼手
(延長11回にスクイズ失敗)「あっ、やっちゃったと思った。サインが出た時は
落ち着いて決めようと思ったが…」

■鷲谷右翼手
(延長13回の好機に凡退)「ボールになるスライダーに手を出してしまった。
冷静さを欠いていたかもしれない」

■本間篤主将
「早実の斎藤投手はコントロールが良く、バッターも力を持っている。
やっぱり強いチームだと思った。今日のベンチのムードと絶対に勝つという
気持ちがあれば、明日は勝てると思う」

■香田監督
「いい試合ができてうれしく思うし、ホッとしている。
生徒にも、こんな試合は経験できないぞ、と声を掛けていた。
田中はよく粘って必死に投げてくれた。
明日もいい顔をして、精いっぱいやってもらいたい」

by sky-3 | 2006-08-20 23:28 | 2006年高校野球

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