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今の駒大苫小牧

今日から甲子園に向けて練習が再開♪

練習時間の殆どを送りバントの練習に費やした様です。
要らぬ心配って事でした(^^;)
あと数日で出発だもん。ケガのない様に現地入りして欲しいね。

それとびっくりした事が…。
練習後のミーティングで、田中くんから本間篤史くんに主将交代とは…。
みんなの意見が一致して、田中くんはピッチングに専念すると言ってた。
この夏に賭ける思いから、田中くんへの負担を減らす意味で皆の意見が
一致したってことだよね。
けど、本当にびっくりしましたわ。
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やっぱり色々と分析されてた(汗)
何だかドキドキが止まらない…。以下、新聞記事の引用。
■負けない秘密「投打」以外にも。を追加





【朝日新聞より引用】
2年前の夏、深紅の大優勝旗は津軽海峡を越えて北海道にやってきた。
1年前の夏、甲子園に返しに行った大優勝旗はどこの手にも渡ることなく
北海道に帰ってきた。
「二度あることは三度ある」のか。
73年ぶり史上2校目の夏の甲子園3連覇に挑む駒大苫小牧の強さを分析。

■投手
エース田中が「省エネ投球」に磨きをかけられるかが、暑い甲子園を勝ち抜く
最重要ポイントだ。
全国優勝した04、05年は3投手による継投で勝ち上がったが、今年は地区
大会から1イニングを除き、田中が一人で投げ抜いた。
田中は今年のプロ野球ドラフトの目玉。185センチ、83キロの恵まれた
体格から力のある速球と高速スライダーを繰り出す。
最速150キロは昨夏の甲子園決勝・京都外大西戦で、最後の打者を三振に
打ち取ったときに記録した。勝負強さとマウンド度胸に定評がある。

南北海道大会でも走者を出してからの投球がさえた。
札幌光星との決勝では、得点圏に走者を背負った場面は7度あったが、
いずれも後続を打ち取る集中力を発揮した。
高校通算340奪三振は横浜の松坂大輔投手(現・西武)を上回るハイペース。
だが、本人は「一人で投げ抜きたい」と、三振よりも1球で打ち取ることを重視
している。南大会1回戦では直球狙いで、追い込まれる前に手を出す夕張の
作戦を逆手に取って、5回をわずか52球でかわした。
7試合で失った2点のうち1点は振り逃げで出した走者を暴投で返してしまった。
バッテリーエラーに不安がある。

左腕岡田、2年生右腕対馬、菊地も試合展開次第では登板もあり得るだろう。

■守備
失策は2。
一昨年の3、昨年の0と比べても見劣りはせず、完成度の高い守備を見せる。
今年は、田中と内野陣が連係した巧みな牽制(けん・せい)が光る。
決勝では4回1死一、二塁の場面で、一塁走者を牽制タッチアウトに仕留めた。
遊撃手の三木が二塁にカバーに入る動きを見せて一塁走者を油断させる
サインプレーだった。
準々決勝・北海道栄戦でも、7回2死二塁から見事な牽制死で反撃の芽を
摘み取った。

■打撃
チーム打率は3割6分6厘。
04年の3割4分8厘、05年の3割7分4厘と同程度。だが、全国の好投手
相手に打ち込めるか、犠打の失敗が多かっただけに不安が残る。
昨夏も4番だった主砲・本間篤は179センチ、88キロのどっしりとした体格に
メガネがトレードマーク。
高校通算16本塁打の長打力に加え、打率が4割3分5厘と昨夏(2割5分)
より安定感を増してきた。
チーム一の6割1分1厘を誇る三谷は6、7番を任され、打線につながりを
生んでいる。9打点の中沢は長打5本とチーム最多で、頼れる3番打者だ。
鷲谷や三木も南大会でそれぞれ2本塁打を放つなど調子を上げている。

ただ、準決勝・北照戦ではプロ注目の右腕植村に打線は沈黙した。
安打は山口が放った適時三塁打1本にとどまり、四球や暴投、失策と相手の
ミスで2点を追加して北照を振り切ったものの、全国レベルの投手との対決に
不安を残した。

課題は犠打の成功率だろう。
地区大会から無死一塁でバントを試みたケースは12回。
このうち、成功したのは8回のみで、スクイズは2回中2回とも失敗に終わった。

■走塁
盗塁は19。
04年は27、05年は13だった。
積極的に次の塁を狙う姿勢は駒苫野球の神髄だ。
岡川、三木の1、2番コンビで計7盗塁を決めた他、三谷が6盗塁を記録。
準々決勝・道栄戦では田中が、二塁手の失策でボールが右前に転がる間に
一気に二塁を陥れ、準決勝・北照戦では4回1死、本間篤が浅いセンター
フライに倒れたが、球がグラブに収まる頃には二塁に迫る勢いだった。
常に次を狙う走塁が体に染みついていることを示した場面だった。

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【負けない秘密「投打」以外にも】
3連覇を目指す駒大苫小牧。今年のチームの強さはどこにあるのか。
全国制覇の舞台裏に迫った「大旗は海峡を越えた 駒大苫小牧野球部の軌跡」
(日刊スポーツ出版社)著者で、スポーツライターの田尻賢誉(まさたか)さんに
寄稿してもらった。

▽控え選手「読み」で貢献 妥協なし、カバー徹底―田尻賢誉さん

まるで打てそうにないスイングだった。準々決勝・北海道栄戦の3回表1死三塁。
三谷は初球ボールの後、2、3球目の外角スライダーを引っ張りにかかり、
続けて空振りした。「同じ球が来たら三振するだろう」。
そう思った4球目、三谷は一転して外角スライダーを悠然と見送る。
そして、5球目。またしても来た同じ球を右翼に打ち返して犠牲フライにした。

3球目までと4球目以降で内容はガラリと変わった。
では、なぜ難易度の高い打席途中での修正が可能だったのか。
三谷はこう説明する。
「最初はストレートなのかスライダーなのかボールの球筋がわからなかったんです。
でも、3球見てわかりました。(北海道栄の佐々木拓は)前の試合を見ても、内角に
ズバッとくる球がなかった。
インコースが来たらしゃあないと割り切って外だけ狙いました」

だが、それだけではない。実は、三谷はスライダーが来ると読んでいた。

「スライダーだと、グラブの中で握るときに腕がちょっと動くんです」
このクセを見破ったのが、控え投手の菊地翔太。前の試合をネット裏から観戦して
気づき、この試合でもベンチから変わっていないのを確認して三谷に伝えた。
「(クセがあるかどうか)いつも見ています。
自分が投手なんで、投手しか見てないんですけどね」

そう言って菊地は笑ったが、簡単にできることではない。
勝つことへの強欲さ。公式戦44連勝が重い十字架にならず、いかにしてチームの
勝利に貢献できるかというモチベーションになっている。
常勝チームだからこその負けない雰囲気は、ベンチにいる控え選手の姿勢からも
作られている。

決勝の札幌光星戦で光ったのが鷲谷。
目を奪われたのは4回、廣瀬が左中間へ二塁打を放った際のカバーリング。
外野から中継への返球がそれ、一塁方向に転がったボールを一塁ベース付近で
押さえた。
なぜ右翼手の鷲谷が一塁にいるのかと、思わず自分自身の目を疑ってしまった程の
見事なカバー。
だが当の鷲谷は「いつもどおり。
秋からずっとやっているプレーです」と平然としていた。

ボールを使わないイメージノックで繰り返し確認するなど、以前からカバーリングは
徹底されている駒苫だが、今年は例年以上に力を入れて練習した。
南大会開幕前には、一日中カバーリング練習だけの日もあったほど。
左中間へ打球が飛んだ場合、右翼手は中継野手と二塁ベースの延長線上に
カバーに入る。
練習で繰り返すことで、鷲谷の身体にはこの動きが完全に染みついていた。

初優勝当時からカバーリングには力を入れていた。
当時のままでも十分全国トップレベル。だが、駒苫に妥協の文字はない。
優勝しても、さらに上を目指す。「これでいい」とは決していわない。
選手がよく口にする「チャレンジャー」という言葉は、こういう限界を設けない
姿勢からきている。

投げる、打つだけではない。

負けない駒苫の理由はこんなところにある。

by sky-3 | 2006-07-27 20:57 | 2006年高校野球

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