北海道に深紅の大優勝旗が渡る事は夢のまた夢。一生あり得ないと思ってた。
事の始まりは2003年、降雨ノーゲーム~再試合で敗退。
あり得ないと思ってた事が2004年に現実に初めて北海道に優勝旗が渡った。
あり得ないと思ってた事が2005年にまた優勝旗が戻って来た。
あり得ないと思ってた事が2006年、決勝進出をした。
そして…2007年、甲子園出場を果たした。
どの年代も全くチームカラーも選手達も違うのに。
そして毎年、練習方法や内容が違った。
天狗になってる某プロ野球チームと球団側の態度を聞くと、天狗にならない子供達の
方が重圧を背負いながらも、ずっと自分の足元を見て来たんじゃないかと感じます。
「香田野球」「チャレンジャー精神」とか簡単に言えちゃうんだけど、何をどう指導したら
こんなチームが作れるのか、実は北海道に住んでいても不思議に思うんだよね。
唯一、不可能を可能にしたから、とっても不思議な指導者だったと今でも思います。
色んな思いが湧いて来るんだけど、うまく言葉に出来ないです。
最後に通常エントリーとして、香田野球の軌跡を残します。
駒苫・香田野球の軌跡
(上)全国レベルへ 走塁鍛え 「常識」覆す
(中)完ぺきを追求 守備を徹底 正攻法で
(下)手腕に学ぶ 基本重視 勝利を呼ぶ
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色んな事が多過ぎた事、純粋に野球を追及して、不器用とも思える指揮官を追い込んで
しまったのかな…と思う事もあります。
それは去年の春、千羽鶴折り隊からの千羽鶴もプレッシャーを与えてしまったでしょう。
ただ単純な疲労じゃなく、ストレスから来る疲労は心身を蝕んでしまう…。
それらを最後の最後までマスコミを含めて考慮出来なかったんだ。
今思う事は、ゆっくりと心身を休ませて欲しい。
きっと3年生の進路関係で走り回ってる様な気もするけど、常勝への重圧がない分
落ち着いた日々を送っていると思いたいです。
「高校野球の監督をやる事は1番大変なこと」その通りなんですね。
過去の成績は「今の代」には関係ないと思っても、過去があるから「今」がある。
香田監督率いる駒大苫小牧高校野球部の歴史を綴って来れて良かったと思う半面
こんな形で一区切りになった事に淋しさを感じます。
心からごめんなさい。そして、たくさんの感動をありがとうございました。
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以下、ニッカンスポーツより新聞記事の引用
【駒苫「香田野球」の特色とは?】
【駒苫「香田野球」を検証!各校監督が証言】
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